●脂身の多い肉は血液中にコレステロールを増やし動脈硬化、脳卒中、心臓病につながります。また内蔵に脂肪をためこむことになり糖尿病、痛風、肝臓病などを引き起こします。ではYesなのか。答えはNoです。 肉に含まれる栄養素で傑出しているのが20%を占めるたんぱく質です。これが必須アミノ酸のかたちでバランスよく含まれています。要するに食べ過ぎるのがよくないのです。
●答えはNo。卵は実は栄養の王様。完全栄養食品なのです。体内で合成されない必須アミノ酸9種類すべて含まれています。肉や魚、牛乳と並んで有料健康食品です。また、ミネラル分が多くそのバランスもいい。骨、内蔵、組織の維持に大きな効果があります。それからビタミンも豊富。さらにDHAも含まれ脳の活性化、血液をサラサラにします。問題はコレステロール。多く食べ過ぎるのがよくない。1日1個がベストです。
●和食=ヘルシー、中華=脂っぽいの決め付けは誤り。和食には欠点が2つあります。まず塩分過多。そしてカルシウム不足。漬物、佃煮、のり、納豆と塩分が多く日本人が高血圧症、脳卒中、胃がんを患うのが多いのもうなずけます。
●便利さに負けてなかなかやめられないもの。ならば少しでも健康的に食べることを考える。@油を落とす。麺は油で揚げているのでゆで汁は一度捨てる。別に付いている調味油は1/3程度しか使わない。A野菜や 海草をたくさん入れる。栄養のバランスを考えるなら豚肉を入れてビタミンBを摂れるようにする。Bスープは残す。かなりの塩分過多になる。スープは飲まない。そしてせいぜいつきに1〜2回しか食べない。
●不思議なことに1日の摂取エネルギーが同じでもそれを3回に分けるより2回のほうが脂肪の摂取量が増える。空腹時間が長いと体が一種の飢餓状態になり体は1回の食事を精一杯吸収しようとするから。1回あたりの分量を減らしてしょっちゅう食べてる感じのほうが体に脂肪を蓄えない。
●よくあるパターンとして同じような定食ばかりを食べてしまうことがある。これではだめで居酒屋へ行く。そこで一品料理をたくさん注文するのが賢い選択です。注意しなければいけないのはアルコールを飲みすぎてしまうこと。答えはNoです。
●続かないんです。玄米は驚くほど高い栄養分を含んでいますがおいしくない。意思が堅い人は試みたら最高なんですが。
●現代人が失った食習慣でもっとも重要なのが「かむ」ことかもしれません。かめばかむほど健康になれます。列挙すると視力アップ。認知症予防。姿勢がよくなる。肥満防止。消化吸収促進。糖尿病予防。ストレス解消。歯周病、虫歯予防。発がん物質の活性化抑止。動脈硬化予防。歯ごたえのあるものを意識的に食事に取り入れるとよい。
●大豆は良質なたんぱく質を豊富に含んでいるため畑の肉と呼ばれている。加工してみそにするとたんぱく質がアミノ酸に分解されて吸収率が100%。大豆に含まれるイソフラボンは乳がん、大腸がん、前立腺がんなど の発症を抑える働きがあるばかりか、骨粗しょう症を防ぐ働きがある。さらに高血圧症、動脈硬化、心臓病などの予防にも効果がある。しかしみそには塩分が含まれているため1日1杯が適量。
●日本人の食塩摂取量は平均13グラムほど。これが原因で高血圧を招き、動脈硬化を引き起こす。また胃がんのリスクを高める。医学的には塩分摂取量の目標は6〜7グラム。めん類の汁には塩分を多量に含みそれだけで4〜5g摂取してしまう。とにかく意識的に塩分を避けまくるくらいが丁度いい。 外食品、みそ、しょうゆ、ソースには塩分が多い。
●果物の食べすぎ、ジュースの飲みすぎはすぐに脂肪に変わる。吸収もいい。果物が体にいいというのは医学的には大間違い。脂肪肝につながり肝硬変へと進むことも。また脂肪肝は高血圧症や糖尿病、動脈硬化を引き起こす。
●水道水には塩素が含まれています。そのためカルキ臭がして味もまずく感じてしまう。そのため浄水器が人気を集めている。浄化した水をすぐに飲めば問題ないが塩素があるからこそ感染症を予防し健康には含まれている方がいい。浄水器の弱点はカートリッジをこまめに交換しないと雑菌が繁殖する可能性がある。いろいろな効果をうたった浄水器が販売されているが医学的根拠は不明。
●ミネラルウォーターはおいしいのは事実。だが安全性の面ではミネラルウォーターより水道水の方が高い。水質が高くて安心だというのは幻想。
●医学的にも1日2リットルの水分を日常的に飲むのは血液をさらさらにし、高血圧の予防になるばかりか糖尿病をひきおこす血糖値を抑えることができる。 生活習慣病で最も効果のある基本的な健康法。ただ偏食の人がこれをすると血中の栄養素が激しく不足してしまうので注意が必要。血液をさらさらにするには魚、お茶、海草、納豆、酢、きのこ、野菜、ねぎ類を積極的にとることがいい。
●ビールの栄養効果はほぼゼロ。アルコールは糖尿病に悪影響を与える。当然焼酎は例外ではない。なめるくらいの量なら健康効果もあるが実践は難しいかも。
●流行のダイエットを取り入れるということは今まで一つとして成功していないということになる。医学的には必死にやせにくい体をつくっていることになる。基本的に一般のダイエットは筋肉量をおとすけっかになっている。これでは基礎代謝が上がらず太りやすい体となる。健康的にやせるには基礎代謝を上げること。無理な食事制限はしない。不規則な生活を改める。適度な運動を行う。夕食は軽めにする。なる前にゆっくりお風呂に入って早めに就寝。
●牛乳や乳製品はたんぱく質、カルシウム、ビタミンB2など豊富に含み完全栄養食品に近い。牛乳で太ることは医学的に見てありえない。むしろダイエット期間中こそ積極的に牛乳を飲むのがいい。
●低カロリーでもゼロではない。食べ過ぎれば逆効果。バランスも考えないといけない。
●サプリメントはあくまで食事の補助。過剰摂取にも注意が必要。
●こういった人は過度にサプリメントに依存しているわけではないの問題はないが活性酸素を撃退することが医学的に証明されているセサミンも摂るといい。セサミンは人体で活性酸素を撃退してくれることを唯一証明されたすぐれもの。摂らない手はない。
●DHA、EPAには脳の老化を防いで認知症を予防してくれる効果をはじめいろいろな健康効果もあることが証明されている。健康長寿、コレステロール・中性脂肪の低減、動脈硬化の予防、心臓病、脳卒中の予防、大腸がんや乳がんの予防、白内障や緑内障の予防、不眠の改善、ストレス解消、うつ病の予防改善など多岐にわたる効果がある。青魚を食べる量が減っている現代人にとって摂取が少ないものをサプリメントで補うのは正しい行為。ただ魚などの食品から摂取するのが基本。サプリで安心してはだめ。
●緑茶に含まれるカテキンにはがん予防だけでなく様々な効果がある。全国一の茶所、静岡県は胃がんの死亡率が全国平均の1/5であることからもがん予防に効果があることを証明してくれる。しかも緑茶にはカテキンだけでなくビタミン類カロチン、カリウム、カルシウム、マンガンなども含まれている。ダイエット効果も証明されている。さらに血圧低下作用のあるギャバ、虫歯を予防するフッ素、血糖値を安定させる多糖類。精神をリラックスさせるテアニンなどが豊富に含まれている。できれば自分で入れたお茶のほうが健康効果は高い。
●前向きな姿勢は精神的に大事だが3つ以上の因子が重なると動脈硬化のリスクはなんと36倍。とりわけ気をつけなければいけないのがメタボリックシンドローム。おなかが出てきて血糖値も高め、血圧も高めという人はこれにあたる。動脈硬化のリスクを高め心臓病や脳卒中の原因になる。
●残念ながら人間の体は寝だめができるようには作られていない。逆に金土に寝すぎて日曜日の晩にあまり眠れなくなり月曜日に睡眠不足になってしまうパターンに陥ることも。しかし慢性的な睡眠不足になるよりはまし。
●こういった状況の場合ケアレスミスが増える。対策として15分でいいからなんとかねる時間を設ける。体をリフレッシュさせる抜群の効果がある。
●毎朝決まった時間に排便することは大事ですがトイレに座っているのは3分以内。肛門に負担をかけいぼ痔の原因になる。ちなみに下をもいていきむのも脳を損傷しやすく激しい頭痛の原因になったりするので注意が必要。そして大事なのがウンチは健康のバロメーターであるということ。排便は必ず見てにおいも確認すべき。あまり匂わないバナナウンチでほどよくやわらかく、水の中で浮くのが理想です。硬い褐色色の強い便は肉食に偏っていることを示す。ひいては大腸がんの原因にもなります。通常の便は茶褐色、きいろ〜緑がかった茶色これが健康であることを示す。便が赤いと痔の可能性が高くまたは大腸からの出血、直腸がんの可能性もある。黒色でコールタールのような便は食道、胃、十二指腸からの出血の可能性が高い。
●近視の人がパソコンとにらめっこしていると眼鏡やコンタクトレンズははずしたほうがいい。遠視に人がパソコンを見るのはさらに目に負担をかけることになる30代からでも矯正用の眼鏡をかけましょう。まためがねなしで見える人ははずしてパソコンを見るのが鉄則。目への負担が軽減される
●ニコチンは劇薬で経口で体重1キログラムにつき1ミリグラムという微量で死に至る。問題のタールは発がん性があきらかです。その危険を減らそうと低タールのタバコが開発されました。タールの量が減ると発がん性も減るのですが実は低タールはより危険性が高いのです。本数が増えれば意味がないのは当たり前ですがタバコが軽くなった分無意識に強く吸うようになりこけで肺の奥まで届くことになり発ガンリスクをさらに高めることになります。タバコは減らしても効果はなくやめるに限るということです。
●一万歩の根拠。一日に摂取する食事の量で使われずにあまったエネルギーを消費するにはこれくらいの運動が必要ということ。プラスマイナスゼロにしておかないと生活習慣病、老化につながります。しかしこの数字を気にするあまり達成できないことで挫折感を感じ一切運動をしなくなるのが一番悪い。あまり数字にとらわれすぎないようにしましょう。。
●運動には大きく分けて有酸素運動と無酸素運動の二つがある。有差酸素運動はエネルギー源である脂肪をゆっくり燃やし消費していくタイプの運動。無酸素運動はぐっと息を止めて瞬時に全力を出し切る酸素を取り入れずにする運動です。筋力量をアップさせるための運動です。例えば有酸素運動の代表格であるウォーキングは足の筋肉を鍛えることはできません。基礎代謝を上げるため無酸素運動は適度に取り入れるべきです。
●まさに至福の一杯です。しかし残念ながらかなりの不健康行為。例えていうなら乾いた砂漠に水が染み込むようなもの。アルコールの吸収がよすぎて体への悪影響は計り知れません。肝臓へのオーバーワークです。そして肝臓は少々酷使してもシグナルを出しません。不調を感じたときはかなり深刻な事態になっていることになります。
●仕事一筋では左脳は疲労でへとへと。右脳は放心状態。実は自覚していないだけでストレスはたまっていることが多い。気分転換が大事で道具を使う競技を始めることで右脳を活性化できる。左右の脳のバランスが大事なのです。今まで打ち込めたスポーツを思い出して再開してみては?
●よほど疲れているときには休息も必要ですからごろ寝も大いに効果があります。ただそれだけでは本当の休養になりません。休養という文字は休む+養うです。明日への英気を養うことも大切です。ごろ寝だけでは本当の休養の半分しかしていないことになります。精神的疲労を日々感じている場合にはごろ寝+散歩、スポーツ、サイクリング、ガーデニング、旅行などが明日へのエネルギーを積極的に与えてくれます。肉体的疲労にはごろ寝とともに読書、音楽鑑賞、映画鑑賞、マッサージ、入浴などを取り入れることが有効です。
●笑うことはストレスを解消させリラックス状態へと導きます。大笑いすると脳の不調を解消してくれます。血糖値の減少にもつながります。がん患者にお笑い番組をみてもらったあとがんのキラー細胞の変化を調べると増加したとの実験もあります
●うつ病は体が風邪を引くようなもの。誰でも心に風邪を引きうる。ある日当然訪れます。気分が晴れずすべてが嫌になる。病院へ行っても異常なしと判断される。自分だけは例外と考えない方がいいでしょう。